【整備手帳】ミラ L275S CVTオイル ストレーナー 交換
10万km超えで譲ってもらったこのミラ、整備記録簿を見る限り一度もCVTオイルは交換されたことがないと思われたので、意を決して今回オイルとストレーナーを交換してみることにしました。ちなみにこの作業自体、初めての経験になります。下調べをよくして望みましたが、結論から言うとこのミラの場合結構簡単です。
ジャッキアップと位置確認
ジャッキアップする際には、後輪に念のため輪留めをかけるようにしています。ジャッキアップして動いたことは一度も無いですが、念には念をということで。今回はウマをかけるので、フロントタイヤの後ろ側に持ち上げれそうなところがあったため、そこにかけています。タイヤは外さずとも作業できます。
エンジンルームの右側を除くと、黄色のCVTオイルレベルゲージが見えます。オイルを入れるのもココから行います。その真下にCVTオイルパンがあります。今回はこのオイルパンも外します。
レベルゲージを抜くとこんな感じ、エンジンオイルレベルゲージとはちょっと違います。Hがホット、Cがコールドの意味で、油温によって位置が変わるようです。冷えてる時点で抜いた感じでは、真ん中の穴の部分まで入っていましたが、まぁココは目安です。CVTの場合、抜いた分を入れるというのが基本になります。
オイルレベルゲージの穴にホースを差し込んでおきます。アストロのオイルファンネルに付属していたホースが丁度よいサイズでした。
CVTオイルパン取り外し
オイルパンの下にオイル受けを用意して、まずはドレンボルトを外してオイルを一部抜きます。ATとかもそうですけど、全量抜けない仕組みになってるのはなんなんでしょうねぇ。不思議に思います。何か理由があるのかもしれませんが。
オイルを抜く際は、抜ける量を測るために軽量カップで一旦受けて量を調べます。
一気にオイルパン外した画像になりますが、外す際はオイルパンにも結構オイルが残っているため、一気にボルトを外すと大変なことになるため、フロント側を3本くらい残してゆっくりと傾けながら外します。と、同時にオイルを計量カップに入れて量を測るという、ココが一番難しいかも?という作業をします。このミラの場合は液体ガスケットなどは使われてないので簡単に外れてくれます。
ストレーナー取り外し
ストレーナーは3箇所ほど爪で引っかかってるだけなので、簡単に取り外せます。ストレーナーを外すとココでまた中に溜まったオイルが抜けますので要注意です。ちなみに今回抜けた分は4Lでした。車によって違うかもしれないので、必ず抜けた分を測っておきましょう。
ストレーナーを取り外した際、CVT本体に刺さる部分にOリングが残りますので、忘れずに取り外して交換しておきます。
オイルパン清掃
オイルパンには汚れがべっとり付いていますので、パーツクリーナー等でキレイに洗浄します。オイルパンには磁石も付いていますので、これも一旦外して洗浄します。重要な作業のひとつです。
CVT本体側は、繊維の混入等は絶対避けたいのであえて残ったオイルを拭き取らなくてもいいと思います。やってる人とそうでない人といるみたいですが、CVT本体内部をパーツクリーナーで洗浄するのはやめておきました。繊細な部品が多いですので、悪さされても困るのでね。内部側面にだけ汚れが見られたので、指で届く範囲だけ拭き上げておきました。オイルパンの取り付け面だけは、パーツクリーナーを染み込ませたペーパータオルで拭き上げておきました。
部品紹介
ココに来て今回使用する部品紹介です。まずはストレーナー本体。品番がコロコロ変わっているようですが、現時点では、「35303-B2050」\4,590
こちらはオイルパンのガスケット「35168-B2020」\2,190
ストレーナーとCVT本体部分に取り付けるOリング「90043-01347」\229
こちらはドレンボルトのパッキンですが、1個だけしかいらないのに間違って10個入を買ってしまいました。\1,090でした。2万kmごとに交換しようかと思ってるので、20万km分ありますね(笑)
今回の部品はすべてモノタロウで揃えました。
最後は大事なCVTオイルです。純正品じゃないと壊れる!って話をよく聞きますが、構造を考えても社外でも問題ないはずだと考えてこちらのオイルを選びました。(純正品って高いんですよね^^;)
組付け
新品のOリングを忘れずに入れて、新しいストレーナーを取り付けます。その後キレイにしたオイルパンをガスケットを忘れずに挟んで組み付けます。ボルトは均等に締め付けます。
オイル注入
オイルパンを付けて、ジャッキを降ろしたらオイルを入れるだけです。(アストロのオイルファンネルはストレーナが付いてるのでいいですね。)4L抜けたので、4L缶の半分入れたらエンジンをかけて残りを入れていきました。全量入れたあとは、シフトレバーを色々切り替えたり、少し動かしたりして問題ないことを確認しました。エンジンを停止して数分経ってからレベルゲージを確認して量を確認し、温まっているので”H”の文字部分まで来てました。これで作業完了です。
まとめ
気合い入れて臨んだ割には結構簡単な作業でした。ATやCVTのオイル交換は長年議論されていますが、個人的にはストレーナーも一緒に交換するのであれば、定期的にしたほうが良いと感じます。
実は交換してからブログを書くまでに3ヶ月くらい経ってるのですが^^; 現時点では何も問題は起きてません。安いオイルでも問題ありませんでした。たぶん次も同じオイルを使うと思います。
備忘録:111,178km 次回交換予定:131,178kmあたり
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