【整備記録】友人のカブ90 4速リトルカブエンジンとニコイチ 分解 組立て2022年2月6日スーパーカブ90,バイクエンジン,カブ90,スーパーカブ,ニコイチ,ボアアップ,リトルカブ,分解,組立て 今回は友人のカブのエンジンの分解組立て記事です。クリッピングポイントの105ccキットがついたカブ90のエンジンと,セル付き4速リトルカブエンジンを合体させました。腰下はリトルカブ,腰上は105ccといった感じです。 Contents1. 両エンジン分解2. 組立て2.1. ミッションベアリング交換2.2. オイルポンプ,要加工2.3. クラッチ側組み立て2.4. 腰上組み立て3. 完成4. おまけ4.1. 関連 両エンジン分解 まず初めに,カブ90のエンジンはエンジンが全くかからなくなったというのがニコイチにするきっかけでした。分解してみると,インテークバルブが曲がっていました。こうなる前までは問題なくエンジンはかかっていたらしいです。なので,原因が分かりません。ピストンヒットした形跡も無いという。バルブ以外は問題なさそうなので,補修部品を注文してもらいました。2000円くらいで買えたそうです。 両エンジンともサクサクっと分解していきます。 分解しながら,カブ90のクランクと105ccのピストンとシリンダーがリトルカブのエンジンに入るかどうかのチェックも行いました。分解してみるまでニコイチできるか分かりませんでしたが大丈夫そうです。105ccピストンは,ハイコンプ仕様のようです。 50ccと105ccの比較ピストンサイズ,ストローク,クランクウエイト外径が違うくらいです。クランクベアリングはどちらも同じものです。両エンジンをバラしたら,いったん使う方のクランクケースなどは持ち帰ってもらってガスケット剥がしや洗浄をしてもらいました。 組立て 組み立て前に少し比較をカブ90のクランクケースとピストンの隙間はこのくらいです。約2mmくらいあります。 リトルカブのクランクケースに入れると隙間は1mmくらいしかありませんでした。クリッピングポイントの105ccシリンダーはシリンダースカートが極薄で1mm程度しかなかったので,元々はカブ50のケースに収まるように作られてるみたいです。シリンダーの写真は撮り忘れました。個人的にはあまりに薄いシリンダースカートは好きではないです。 ミッションベアリング交換 洗浄の際にベアリングを傷めてしまったようなので新品に交換します。ハブベアリングの時に買ったものの使えなかったプーラーが役立ってくれました。リトルカブのミッションベアリングは,6001番が2つと6003番が2つです。 オイルポンプ,要加工 オイルポンプスピンドルはカブ90のものを使用します。リトルカブのクランクケースに問題なく付くのだが,強化オイルポンプをはめるとほんの少し隙間ができてしまいます。オイルポンプのスピンドルとつながる部分のボディを削る必要があります。 出っ張りが少し干渉するようです。そのままだと出っ張りは約5.5mm 加工後は4.3mmです。約1mm削りました。これでピタッとケースに取り付けられます。 手前が無加工のオイルポンプ,奥が加工したもの。友人は間違って同じオイルポンプを買ってしまったらしい。 クラッチ側組み立て 加工が必要だったのは,オイルポンプくらいで,あとは問題なく組み立てることができました。クラッチは要強化クラッチです。耐熱スプレーが無くなって,チッピングスプレーで塗装したというカバーがいいかんじです。 腰上組み立て 腰上も問題なく組み立てていけます。強化スタッドボルト,強化テンショナー,強化カムチェーン,オイルをさしながら組み立てていきます。こういう色合わせもかっこいいね。 完成 ニコイチ化完了です。年式によってはニコイチできないものもあるかもしれませんが,カブ90の腰上とリトルカブの腰下の組み合わせは可能のようです。セル付き4速エンジンになってより楽しめますね。あとは車体に取り付けて走らせるのが楽しみです。 おまけ 今回の整備で,使わなくなったカブ90の腰下をもらったので,イチからまた組み上げたいと思ってます。自分のカブと同じような仕様でセルは無いけど,4速107ccで組んだらしばらく眺めた後売却予定ゆっくり部品を揃えながら組み立てていきます。 最新の更新をプッシュ通知で購読しよう 関連 スーパーカブ90,バイクエンジン,カブ90,スーパーカブ,ニコイチ,ボアアップ,リトルカブ,分解,組立てPosted by k-jumbo
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