【整備手帳】緊急修理!! 車検前日ラジエター交換

2024年3月17日ダイハツ ミラ L275S,L275S,エンジン,オーバーヒート,ダイハツ,ミラ,ラジエター

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ラジエター交換
ラジエター交換

ある日運転していると、オーバーヒートした時に光る赤ランプが点滅し始めました(・・;) まさかオーバーヒート!? なんとか騙し騙しで家に帰って確認すると、ラジエターから水漏れが…。どうも上側のプラスチックとアルミの繋ぎ目部分から漏れているようです。自分の車でオーバーヒートさせたのは初体験だってのでかなり焦りました。
しかもユーザー車検の予約を3日後に控えているというピンチ、さらにさらに車検はその週で切れるという糞詰まり状態、なんとか修理しないといけなくなりました。

漏れた原因とは

ラジエター交換
ラジエター交換

このミラを所有するようになった時に、この車について色々調べている時に、ある方のブログで、ダイハツ車はラジエターコアが弱く漏れやすいとのこと、古くなったラジエターに新しいラジエターキャップを取り付けただけで漏れたりするという情報がありました。その時はいやまさかねっと半信半疑でしたよ。
というのも、今まで乗ってきた車は過走行でも定期的にラジエターキャップは交換して問題なく乗れていましたから、このミラも譲ってもらった時に新品のラジエターキャップに交換していました。

ラジエター交換

しかし古くなったラジエターに、新品のラジエターキャップによって圧力が上がった結果、劣化した部分から漏れ始めたということのようです。これはもう設計不良と言うべきものかと思いますね。
最初に乗ったサンバーは27万kmまで走ったけど、キャップの交換で漏れるなんてしたことありませんでしたから。

ラジエター交換

ラジエター交換
ラジエター交換
ラジエター交換

いつものようにフロントだけいつものスロープを使って車体を上げて作業します。上げなくても交換できますが、下を覗き込んだりしやすくするためです。そして冷却水を抜きます。抜いた冷却水は、オイルパック等に吸わせて捨てます。

ラジエター交換

冷却水を抜いてる間にバンパーを外します。次にフロントメンバー?や一部ラジエター上部のフレームも外していきます。

ラジエター交換
ラジエター交換

ラジエター上部のフレームは、右側のボルトはライトを外さないと取れない位置にあるので、気を付けてライトを移動して取り外します。

ラジエター交換
ラジエター交換

邪魔なものを取り外した状態がこちらです。冷却水の漏れた跡がかなりひどいですね。上部のパッキン部分全体から漏れていたようです。緑色なのは、オーバーヒート仕掛けた時にとりあえず買って入れた冷却水が緑色だったためです。ダイハツ車は元々は赤色タイプです。
ここまで漏れていたら車検は完全アウトでしたね。

中古ラジエター

ラジエター交換
ラジエター交換

本当は新品のラジエターを取り付けたいところですが、到着が車検に間に合わないので、即日発送してくれる解体屋から中古品を購入しました。送った次の日に届いてくれて助かりました。それが車検前日です(汗)
同時に、エア抜きを楽にするためにクーラントチャージャーも買ってみました。

ラジエター取り外し

ラジエター交換
ラジエター交換
ラジエター交換

漏れたラジエターを取り外します。アッパーホースはラジエター側を取り外し、ロアホースはエンジン側を取り外します。さらにラジエター下側にCVTオイルクーラーが内蔵されていてそこに刺さるホースが2本あるのでそれも外します。外す時に少しCVTオイルが漏れてくるので注意です。あとはカプラー類を外し、ボルト類を外して、上側に抜き取ります。エアコン関連パーツに注意しながら取り外せば比較的簡単です。

ラジエター交換

部品の移植

ラジエター交換
ラジエター交換
ラジエター交換

交換するのは、ラジエターコア本体だけなので、部品を移植します。ファンとかホース類を外して移動します。

ラジエター交換

こちらが移植し終わった状態です。調べてみるとラジエターファンも何か対策品に変更されているようですね。将来的にはラジエターを新品交換したいと思っているので、その時に一切合切交換ですね。

ラジエター取り付け

ラジエター交換
ラジエター交換
ラジエター交換

あとは逆の手順で取り付けていくだけです。CVTオイルクーラー部分のホースは忘れやすいので注意します。フレーム類も下に戻して交換は終了です。真ん中の画像は、劣化しやすいと言われているリザーブタンク固定ナット部分です。購入した中古品も割れていましたが、まだ大丈夫そう。念の為ボンドを流し込んでおきました。

エア抜き

ラジエター交換
ラジエター交換
ラジエター交換

最後に新しい冷却水を入れてエア抜きです。作業したのは10月だったため少し寒くなっていましたので時間がかかりました。エンジンの回転数を2000rpmくらいをしばらく維持させてるとファンが回るようになります。そうなるとサーモが開くのでエアがどんどん抜けてきます。
しかし、それだけではうまく冷却水が入っていかなかったので、ラジエターのロアホース側も手でモミモミしていたらエアが抜けやすくなりました。クーラントチャージャーも便利です。買ってよかったかも。

最終チェック

ラジエター交換
ラジエター交換

エアが出てこなくなったらラジエターの口まで冷却水を入れて、リザーブタンクにも少し多めに冷却水を入れてバンパーを取り付けて作業完了です。漏れた冷却水の匂いや汚れが残って車検で疑われてもめんどくさいので、しっかりと水をかけて洗い流しておきます。エア抜きも入れて約2時間くらいの作業でした。これで明日の車検も無事に通る?でしょう。

車検

ラジエター交換
ラジエター交換

車検受けて5ヶ月くらい経ってからの執筆ですが、無事に車検を通すことが出来ました。オーバーヒートしかけたときはマジで焦りましたが、なんとか修理できてよかったです。約5ヶ月くらい経ちますが、中古ラジエターからの冷却水漏れは今のところ起きていません。でも今年中には、冷却系統で気になるところはチェックして交換したいと思っています。

オーバーヒートは、振り返ってみると警告灯は出ていないものの症状が出ていたことに気付きました。それはエアコンが効かないというもの。スイッチはONにできるのにコンプレッサーが廻ってくれないからエアコンが冷えないという現象、そのときは気づかなかったんですよね。でもその頃から漏れ始めてオーバーヒートが近づいていたんでしょうね。しかし嫌な故障です。
今のダイハツ車はどうか分かりませんが、同じ年代のダイハツ車に乗っておられる方は注意しておいたがいいと思います。

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