【整備記録】カブ90 オイル漏れ修理 点火系交換 強化クラッチ
2021年10月12日スーパーカブ90,バイクイグニッションコイル,オイルシール,オイル漏れ,カブ90,スーパーカブ,テイラー,プラグコード,ボアアップ,修理,強化クラッチ,武川
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フライホイール側を分解します。
交換すべきオイルシールは,セルギアとフライホイールのバックプレートのオイルシールです。
セル無しのカブとオイルシールのサイズが違います。
エンジンをOHした際に入手し忘れてたので,そのまま組んだので漏れてしまったと思われます。
オイルシール交換
パーツリストを見ながら部品を注文しました。
この時代のカブは50ccも90ccも同じ部品が使われてるので助かります。
一番大きいOリングはエンジンOH時にも
交換していましたが,念のため純正品に交換します。
手工具を使ってテコの原理で古いオイルシールを外します。
金属側に傷をつけないように注意しながら。
新しいオイルシールにはシリコングリスを薄く塗って手で押し込めば簡単に取り付けれます。
Oリングの方は,これが正常なのか分かりませんがユルユルだったので液体ガスケットを薄く塗っておきました。
本来は塗る必要はありませんが,念のためです。
フライホイール側組み立て
オイルシールを交換したら元に戻します。
フライホイール裏側に付いているワンウェイローラーを落とさないように注意です。
私は1個落ちているのに気づかずに一度組み上げてしまいました。
組んだ後に落ちているのに気づいてまたバラすというめんどくさいことをしてしまいました。
意外と簡単に取れるので注意です。
カバーガスケットも新品に替えておきました。
強化クラッチ
ボアアップしたパワーにノーマルクラッチが負けてしまっていたので,強化クラッチに変更です。
クラッチ側を分解する場合はオイルを抜く必要があります。
車体を左側に横倒しにしてオイルを抜かずに作業するという荒業もありますが,私は潔く抜きます。
クラッチ分解
クラッチはディスクとスプリングを交換するので,全バラする必要があります。
万力を使って意図的にクラッチスプリングを縮めた状態にすると,ディスクを留めているCリングに力がかからないので簡単に分解することが出来ます。
強化ディスクとスプリングに交換
クラッチごと丸々交換するものもありますが,ディスクとスプリングの交換だけでも十分です。ディスクを組み上げる際は,オイルを塗りながら組み立てていきます。
全部組み終わったら,外した時と逆の手順で万力を使って組み立てていきます。
ノーマルのスプリングと強化スプリングは,手で縮めてもその違いが分かりました。
点火系交換
今回は強化イグニッションコイルと,プラグコードをお気にいりのテイラー製に変更です。
写真を撮り忘れましたが,イグニッションコイルに付いているケーブルは取り外して,テイラーのコードに直接変更します。
テイラー側の方の説明書に変更の仕方が載せられています。
取付
カブのイグニッションコイルはバッテリーボックスの後ろ側に固定されています。
年式によっては形状が違うものが付いていたりするので,要確認です。
カブに付いてるプラグはネジ式になっていますので,テイラーのプラグコードに付属しているターミナルキャップをねじ込んで固定します。
そうすると,プラグキャップを差し込んだ時にカチッとはまります。
テイラー製が好きな理由としては,一般的にプラグコードにはキャップ部分にノイズを低減させるための抵抗が入っているのですが,こちらには入っていません。
理論的にはその分火花が強くなることになるためです。
最近の電子制御システムのバイクにはこのノイズが悪さをするのでおススメできませんが,この時代のカブくらいならその影響はあまり無いので,こちらを愛用しています。
今まで乗った原付バイクにはほとんどテイラー製を取り付けてきました。
あと,ケーブルの方も低抵抗のケーブルになっているためです。
本当は色付きが良かったんですが,注文したところでは売り切れだったので仕方なく黒を。
色による性能の変化はありませんけどね。
その他
3速から4速になったので,車体シールも4速タイプへ変更しました。
さりげないアピールです。
まぁこんなところ誰もみませんけどね。
ただの自己満足です。
イグニッションコイルに付いていた武川のステッカーはサイドカバーに貼っておきました。
備忘録として,走行距離10,527km
ポタポタ落ちていたオイル漏れは止まったようです。
かし一部滲みが発生していますが,どこからのものかは不明なので様子見です。
クラッチも滑ることは無くなって走りやすくなりました。
イグニッションコイルとプラグコードの変更の効果はというと,エンジンの始動が良くなったのと,坂道でも失速しにくくなりました。
次はイリジウムプラグに変更ですかね。
オイル漏れ修理が終わったとたんに,今度はメーターの不調が発生です。
不定期ですがゼロスタート時にメーターが動かない現象が起きます。
気づいたときに止まっていたらメーターをたたくと動き出すので,何かが邪魔しているようですね。
この形のメーターは分解できるようですので,時間ができたら作業してみたいと思います。
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